BBB研究所の記事<ロレアルですら撤退する日本、中国コスメは血路を切り開けるか?>でロレアルの日本ラインEssieが日本撤退を宣言し、欧米ブランドが日本市場で低迷期に入ったことを示した。
同時に“日本は欧米、東南アジア、中東地区よりも中国コスメの海外進出における最初の選択肢でもある”と。
ロレアルと比較し、中国コスメブランドが日本市場に参入するスピードは非常に目を見張るものがある。 BBB研究所は次のように書いている。
“成熟した市場での競争において、新参者に友好的なのは基礎がしっかりしていて、ルールが明確であること。日本コスメはオフラインがメインで、オンラインはサポートであることは明白。もし後発者が壁を突破したい場合、ルールも比較的公正である。
早くに日本進出を果たしたフラワーノーズとZeeseaを例に挙げると、フラワーノーズはまず代理商を通して市場に参入し、徐々にバラエティショップ、コスメ集合店、ドラッグストアなどに進出。Zeeseaは初めて日本の大型ドラッグストア“マツモトキヨシ”と提携した中国コスメとして、その後ココカラファイン、PLAZA、LOFT等に浸透。2021年末までにオフライン店舗7000店に拡大予定である。”
中国ブランドの良いところとして、マーケティングへの迅速な対応が挙げられる。
“まずマーケティング物の制作において、中国ブランドはとても速い。次に、日本のソーシャルコマースはまだ発展段階で、中国コスメブランドの大多数は専門のタオバオやDOUYIN運営チームがいるのに対し、日本の多くのブランドは専門のSNS運営チームがいない。さらに、日本のコスメブランドは、コンテンツマーケティングをブランドイメージ安定のために活用し、明確な販売に繋げる傾向が弱い。この点においてコンテンツマーケティングを購買意欲に繋げることを得意とする中国ブランドは絶対の優勢がある。”
BBB研究所は、MoldBreakingは中国コスメの日本進出を支援するサポーターと位置付けている。
“MoldBreakingは、過去に資生堂、POLA-ORBIS等、日本ブランドの中国でのトータルマーケティングを行い、視覚的クリエイティブを得意とする会社である。今日では越境D2Cのトータルサービスの提供をはじめ、中国BEAUTYブランドの日本進出をサポートする。”
MoldBreakingは、今年フラワーノーズのために日本で大規模なトータルブランディングを実施し、中国ブランドの日本での強力なマーケティングモデルを示した。筆者が言うには“中国コスメブランドが日本で短期的に日本ブランドに打ち勝つのは難しいが、それでも海外進出に積極的な姿勢を取っている。これは、中コスメブランドが自信に満ちた姿勢で中国文化をグローバルに向けて発信し始めたことを意味する。”
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